食べ物は生命存続のため、ただ摂取すればいいというものではありません。

体の健康が保たれ十分にその機能を働かせることが大切です。

一般的に炎症というと外傷や感染などによって起こる急性炎症にみられる、

発赤(赤くなる)、発熱(熱が出る)、腫脹(腫れが出る)、疼痛(痛みが出る)という四徴と呼ばれる症状が特徴的ですが、

慢性炎症では必ずしもこれらの四徴は見られず、炎症の発覚が遅れる傾向があり、自覚症状がない状態で日々の蓄積の元でくすぶり続け、気が付いた時には、病態が進行しているというケースもあります。

特に食生活によって慢性炎症の発生が左右されることも近年の研究で指摘されています。
そこで身体に炎症を起こす食べ物を5つ紹介します。

 

1.オメガ6

油は、三大栄養素の1つ、脂質の仲間。脳の約65%は脂質で、神経の伝達機能をつかさどるのに脂質は欠かせないといいます。

脂質はエネルギー源になるだけでなく、細胞膜や身体の様々な働きを調整するホルモンに似た物質などの材料になります。

オメガ6とオメガ3は、いずれも食事で摂る必要がある必須脂肪酸で、オメガ6の代表は、大豆油、コーン油といった植物油に豊富なリノール酸。サラダ油は、オメガ6の植物油を精製したもの。

オメガ3の代表例はイワシやサバ、サンマなどの青魚の油に多いドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)。

エゴマ油や亜麻仁油に豊富なα(アルファ)リノレン酸もあり、エゴマ油は、シソ科の一年草エゴマの種子、亜麻仁油は、亜麻という植物の種子が原料です。

特に注意するべきは、オメガ6とオメガ3の摂取バランス。

オメガ3は、炎症を緩和・抑制する、細胞膜を柔らかくする等、オメガ6は、炎症を増大・促進する、細胞膜を固くする等の拮抗作用があり、両者は、体内で一方が増えると他方の作用が抑えられる関係にあり、どちらも必要だが、このバランスの乱れが生活習慣病のリスクにつながるといいます。

オメガ3を1に対しオメガ6を4の割合が望ましいとされています。

また、オメガ6のリノール酸は、菓子、パン、マヨネーズ、カップ麺、総菜など加工食品やファーストフードに含まれ、必須脂肪酸だが摂り過ぎると免疫細胞が働きにくくなります。

その結果、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性炎症疾患を引き起こし、動脈硬化や心臓の病気などを誘発する可能性もあると指摘されています。

「植物性油脂」と書かれていれば、リノール酸が使われている可能性が高く、加工食品を選ぶ際は、原材料表示を確認して摂り過ぎに注意することが大事です。

 

 

2.加工食品

 

「超加工食品」とは、聞きなれない言葉ですが、私達の身のまわりに溢れている食品で、米国糖尿病学会(ADA)によると超加工食品とは、「糖分、塩分、脂肪を多く含む食品。

硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を加え、工業的な過程を経て作られる、常温で保存できたり、日持ちを良くしてある食品」のこと。

果糖や人工油脂などを使った菓子パン、スナック菓子、カップ麺、ケーキ、清涼飲料など、超加工食品の多くが高カロリー、高脂肪、高塩分であることと他の必要な栄養素であるビタミンやミネラル、食物繊維などがあまり含まれていないことが指摘されています。

超加工食品では満腹感が得にくいので、食べ過ぎがちになりメタボや肥満につながっていきます。

 

3.アルコール

アルコールは、肝臓で代謝されます。肝臓に入るとまず、酵素などの働きで、アセトアルデヒドという物質に分解され、さらにアセテート(酢酸)に分解されます。

アセテートは、血液に乗って全身を回りながら、筋肉や脂肪組織で水と二酸化酸素に分解され、吐く息や汗、尿として体の外に排出されます。

アセトアルデヒドには、吐き気や動悸、頭痛などを引き起こす働きがあり、これが二日酔いの原因となるのです。お酒をたくさん飲み過ぎると肝臓がアセトアルデヒドを十分に処理
しきれず、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなるため、その毒性によって胃痛や、胸やけ、動悸、頭痛などの症状が現れます。

 

4.ぶどう糖果糖液糖

ブドウ糖果糖液糖とは、じゃがいもやとうもろこしのでんぷんから作られる食品添加物でとうもろこしなどのでんぷんに水と酵素を加えて作られ、結果としてブドウ糖から果糖に変化、異性化することから、異性化糖とも呼ばれています。

ぶどう糖果糖液糖を摂取すると血糖値が急上昇します。

通常、摂取した糖質はぶどう糖に分解され、小腸に吸収されグリコーゲンとして肝臓に蓄えられという過程をたどります。

そして、必要に応じて血液中に送り出され、筋肉や脳のエネルギー源になるわけですが、この血液中のブドウ糖のことを血糖というのです。

つまり、血液中に血糖を送るので、血糖値が上がります。

しかし、ぶどう糖果糖液糖は、初めからぶどう糖と果糖が分離しているので、体内で分解されることなく血液中に送り出され血糖値が急上昇するのです。

消化、分解の過程を必要としないので、満足感が得られにくく、ついつい摂取し過ぎてしまうことも肥満につながりやすいといわれています。
肥満になると臓器の周りにも脂肪がつくので、心臓病や脂肪肝、糖尿病などのリスクがあります。

清涼飲料、菓子、冷菓、加工食品に多く使われ、摂取し過ぎるとその状態に身体が慣れて依存症になってしまう危険性もあるのです。

 

 

5.加工肉

 

腸内環境が乱れる原因の1つとして動物性たんぱく質の過剰摂取にあります。

中でもハムやベーコンなどの加工肉の過剰摂取は、腸への負担になります。

たんぱく質は通常、小腸で消化吸収されますが過剰に摂取した場合は、消化されないまま「異性化たんぱく質」というものになります。

その結果、悪玉菌のエサとなり腸内環境が乱れる原因になります。

身体の中で炎症が起こっている状態では、免疫細胞がうまく働きませんので、毎日食べるのではなく頻度を減らしたり量を減らしたりして調整することをお勧めします。

 

 

以上

5つの危険!身体に炎症を起こす食べ物を上げましたが、

知れば知るほど、恐ろしくなります。

以前の私は、この5つの食品を良く食べていました。

加工されているので、保存も便利だからです。

ですが、体の絶不調を抱え、どうしようもないときに

ファスティングに出逢い、食を完全に変化させました。

太りずらい、そして健康な体を手に入れました。

これからも、食に気を付けていきたいと思っています。

 

断食美人

Michelle Tomono

 

 


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