危険!老化を招く糖化現象とは!?糖化を防ぐ5つの習慣

老化の原因と聞いて活性酸素などによる酸化がまず思い浮かびます が、
西洋式の食生活がもたらされ多種多様な食文化が食卓を飾るように なってきて食生活も一変しました。
食べることは、人生の楽しみのひとつです。 食事と上手に付き合っていきたいですね。
糖化とは、
細胞などを劣化させてしまい、これが進むとAGE(
肌でいうとシワやくすみ、シミや張りが奪われ、
身体の中で作られたAGE(糖化最終生成物)は、 分解されにくく、 身体に蓄積されると体内のたんぱく質は本来の機能を失って体内の 正常な代謝も妨げてしまいます。
その結果、全身の老化も進行させてしまいます。
「AGE(糖化最終生成物)」とは、例えば、 ホットケーキを作るときに、 こんがりと焼けて褐色になっていくのが糖化の現象で
ホットケーキ に含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びついて起きています。

人の身体の16%がたんぱく質でできています。
筋肉や骨、 臓器、皮膚、 爪などの主成分もたんぱく質で
人体のあらゆる部位を作る上でたん ぱく質は欠くことができません。
人体のあらゆる部位を作る上でたん
一方、人のエネルギー源である糖も必要不可欠です。
つまり、 私達の身体は、常にたんぱく質と糖が共存する状態にあります。
適度に糖を摂取し、それを代謝している分には問題ありません。
骨の3分の1はたんぱく質で出来ており、AGEが骨にたまれば、 骨粗鬆症の原因となり、血管壁に蓄積すると動脈硬化につながる。 より糖化が進めば、糖尿病となり、
神経障害や網膜症、 腎症などの合併症のリスクも高まっていきます。
さらに糖化は脳にも影響を与えると指摘されています。以前から、 糖尿病患者とそうでない人と比べると若い頃から認知機能の低下が 見られるといわれていました。
アルツハイマー型認知症の患者は、 そうでない人の約3倍のAGEが脳内に蓄積しているというデータ もあります。
認知症は、脳の糖尿病と呼ばれることもあるほどで、 糖化は認知症リスクも高まるのです。
糖化が進みAGEがたまっていくと、組織が硬くなったり、 機能の劣化をもたらし、
心身にさまざまな疾患を引き起こすことにつながります。
では、どのように糖化ケアを行えばいいのか。
私達は、食事をすることで血糖値を上げ、 インスリンというホルモンの分泌で、 血糖値を下げるということを繰り返していますが、 特に気を付けなければならないのは、
食後に起きる「血糖値スパイク」と呼ばれる血糖値の急激な上昇です。
そこで、糖化を防ぐ5つの習慣を紹介します。
1.食事の習慣

間食に食べるお菓子や清涼飲料、 パンやカップ麺などの加工食品には、
意外に身体に取り込まないほうがいい食品添加物や糖分が入ってい ます。
ついつい間食が増えて過食になったり、
ファーストフードの利用増加によって糖質や脂肪分の摂取が過剰に なることは避けなけれがなりません。
食品添加物の甘味料は、 中毒性があり、成長過程の子供への食事は、
生活習慣病のリスクを考えて食品を選ぶことが大切です。
生活習慣病のリスクを考えて食品を選ぶことが大切です。
お酒の摂取も控えめにすることを心掛けたいところです。
お酒をたくさん飲むと、アルコールを分解する過程で、 二日酔いの原因物質でもあるアセトアルデヒドがたまります。
このアセトアルデヒドとたんぱく質が結合することによっても、 AGEが生成されることが分かっています。

「まごわやさしい」とは、 日本の伝統的な食材の頭文字を合わせた合言葉です。
「ま」=豆類、納豆や豆腐など
「ご」=ごま、アーモンド、栗、 銀杏、ピーナッツなどの種子類
「わ」=わかめ、ひじき、昆布、 もずくなどの海藻類、「や」=野菜類
「さ」=魚(特に小型の青背魚類)いわしなど もしくは良質のオメガ3系の脂質
「し」= しいたけ、しめじ、なめこなどのきのこ類
「い」=芋類、 じゃがいも、さつまいも、里芋、山芋など
「まごわやさしい」を意識した献立や食材選びをして、普段の食事を見直し、 見た目も体の内側も健康に人生を楽しんでいきたいですね。
身体に悪いものと決めてしまうのではなく、 身体が喜ぶものを選択しながら、無理なく始めてみましょう。

2.食べる順番の習慣

食べる順番は、「ベジタブル・ファースト」 と呼ばれる食べ方をお勧めします。
ご飯や、お肉、 魚からではなく、まず野菜や海藻、きのこ、 豆類などに含まれる食物繊維を先に摂る
ことで後から食べる糖質が小腸で吸収されるのを遅らせ、 食後の高血糖を抑えてくれるのです。
野菜の代わりに柑橘系のジュース、レモン水、 お酢でも一定程度の効果があることが研究で分かっているそうです 。
また、食事の前にプレーンの植物性ヨーグルトも効果的です。
ヨーグルトに含まれるたんぱく質には、
血糖値を下げるインスリンの分泌を促す作用があります。
また乳酸は、食べたものが
胃から小腸に移動する時間を遅廷する働きがあり、 小腸での糖の吸収がゆっくり行われ、
血糖値スパイクを抑えてくれるのです。
コントロールしてくれます。

3.調理方法の習慣
調理方法も糖質ケアにつながります。高温であればあるほど、 また油が多ければ多いほどAGEは出やすくなります。
一番AGEが少なくて済むのは、
「茹でる」で、次は「蒸す」、 その次は「焼く」、そして一番AGEが多くなるのは「揚げる」 です。
糖質ケアに注意するのであれば、加熱しなく
ても良いような生で食べられるものは生で食べ、焼き物、 揚げ物ばかりに偏らないようにしましょう。
4.睡眠の習慣

ライフスタイルの変化に伴い、 精神的なストレスを抱え睡眠不足を訴える人も増えています。
しかし、寝不足によってインスリンの分泌が滞ると、 血糖値は下がりにくくなり、 AGEの生成が増進してしまうのです。
お風呂にゆっくり入ってリラックスし、 趣味や好きなことに目を向けて夜は、早めに休みましょう。
5.運動の習慣

アメリカの研究では、食後30分から1時間ほど経った後、
食後30分から1時間というのは、 ちょうど眠くなる時間帯ですが、その時間に掃除やゴミ出しなど、
糖の70%は、筋肉で消費されますので、 簡単な運動や自宅内の階段を上り下りしたり、
できれば、 ウォーキングや呼吸を意識して行う、遊体法やストレッチといった有酸 素運動をするのがお勧めです。
美容と健康のため、 また老化予防のために参考にしてみてください。

私たちは、食べたものを消化して体が作られています。
この機会に、ご自分の糖化具合をチェックしてみましょう。
断食美人
コメントを残す