遊体法って何?気持ちいいを感じよう

微細なメッセージを感じるための身体遊び
「テラノ式手ぬぐい体操」
日本に古来から様々な用途に使われてきた“手ぬぐいを”使ったボディワーク(体操)です。
手ぬぐいを使った様々なストレッチや動きを通して、普段、知らず知らずのうちに緊張させてしまっている部位の“力の抜き方”を発見していきます。
この“力の抜き方”を知るというのが大切なポイントです。例えば、手ぬぐいをサポートの道具として使うことで、普段はできない前屈や開脚の“気持ち良さ”が味わえるのです。
また、手ぬぐいの程よい張り具合のおかげで、何も持たずに体操やヨガをするときとは違って、“もたれる”、“らさがる”、“引っ張られる”といった不思議な感覚を味わうこともできます。
なので、頑張ってポーズをとることが正解ではありません。「どこが気持ちよくて、どこが痛いのか」というのを正確に知ることが大切だと考えます。
また、日常ではあまり使わない動作を行うことで、普段、使うことがなく眠ってしまっている部位を意識して、“身体を目覚めさせて”いきます。
大切なのは“トレーニング”とか”鍛える”という考え方ではないということです。
“力の抜き方”を知り、”身体を目覚めさせる”ことで、コリや詰まりなど滞っていた流れが流れ始めます。
すると、硬かった身体が徐々に柔らかくなり、動きがしなやかになるだけでなく、余計な脂肪がなくなり、必要な筋肉もついてきます。
また、身体が柔らかくなるにつれ、頭も柔らかくなります。
「テラノ式手ぬぐい体操」は手ぬぐいを使った体操ではありますが、単なる体操ではありません。
普段は忘れてしまっている自分の身体に意識を向けてみる、そして、自分の身体がどうなっているかよく知ること。こ
れは今までなかった「新しいモノの見方」を手に入れるということでもあるのです。
もっとスタイルをよくしたい、ダイエットしたいと考えていらっしゃる女性や男性の方はもちろん、普段、運動は全くしないというお年寄りの方から、小さなお子さん、成績を上げたいアスリートまで、ありとあらゆる人に取り入れて欲しい、ありそうでなかったボディワークなのです。

テラノ式手ぬぐい体操の基本ルール
(ただし、これは手ぬぐい体操に限ったことではなく、すべての身体操作にいえることだと考えます)・脱力すること
「頑張れ!!」と育てられてきた私たちにとって、“力を入れること”は簡単なことです。しかし、多くの人は立つ、座る、歩くといった日常的な動作にすら、余計な力を使いすぎているのです。その使い過ぎている”力を抜くこと”。すると、動きはしなやかになり、疲れにくくなります。・感じること
今身体をどう動かしているのか、また、どこが緊張しているのか。そして、どこが気持ちいいのか、どう動かすと痛みがなくなるのか。これは他人では決して伺い知ることができません。慣れないうちは思考に走りがちですが、慣れてくると身体中を感じて気持ち良さを求めて動けるようになります。・頑張らないこと
頑張ることは悪いことではありませんが、自分の能力以上に頑張っても楽しくないし、頑張るほどに息が詰まってしまい、身体が余計に緊張して、ケガの原因となることもあります。ここまでできたからエラいとか、できないからダメという考え方は捨てて下さい。・ゆっくりやること
例えば「肩を上げると肩が痛い」というとき、速く動いては“痛みが始まるポイント”がわかりません。できる限りゆっくり動いて、どこから痛みが始まるのかを正確に知ることで、痛みを和らげる方法を探ることができるのです。また、ケガの防止にも役立ちます。・息を止めないこと
頑張って無理をしたり、速く動かそうとすると、呼吸が浅くなり、時には息を止めてしまうことがあります。深い呼吸ができないということは、緊張しているということです。ゆっくりと鼻で吸って鼻(口でも)で吐き出すことができる範囲で動くようにしましょう。・楽しむこと
楽しいときは、頑張っていないと思います。それを追求していくことが、身体と心を解放する近道です。そのためにも、自分なりに楽しさを見出せるかどうか。もし楽しくなかったら、逆に「なぜ楽しめないか」を感じて「どうすれば楽しめるのか」を探ってみてください。Have fun !!
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