断食美人合宿中に海辺で遊体法

なぜ「脱力すること」が重要なのか簡単におさらいしておきましょう。

まず、「力を入れる」ためには力を「抜く」必要があるからです。

考えてみたら当たり前のことだと思いますが、意外と意識していない人が多いと思います。

例えば、自身が出せるMaxの力(100%)を「100」とします。

思い切り力を入れて「100」の力を出そうと思っているのに、力を入れる前からあれやこれやと考えていたり、姿勢のクセなどによる余計な緊張が身体に残っていたら、力を入れていないと思っていても力を入れてしまっていることもあります。

ですが、それは慣れていなければ自分ではなかなか気づくことができません。

その余分な力が、例えばMax「100」のうち「20」使われていたとしたら、残りの力は「80」しか出せないということになります。クルマで言えばアイドリングが高いという状態ですね。

本人は思い切り力を出すからMax「100」の力を出していると思っているのに、結果としては「80」の力しか出せない。

そこで、多くの人はこう考えます。

「20」力が足りていないから、”鍛える” ことによって今よりもMaxの出力を上げて(100→120に)、「100」の力を出せるようにしよう。と。

もちろん、それでも結果としては「100」の力を出すことはできます。

が、それよりも先に身体に残っている余分な力(ここでは「20」)を抜くことによって、まずは動き出す前の身体の状態を限りなく「0(ゼロ)」の状態にしておけば、鍛えることなく「100」の力が出せるようになるワケです。

また、ムダな力が残っているということは、それだけ筋肉が緊張しているということですから「関節の可動域」という観点からすれば「可動域が狭い(=動きの幅が狭い)」ということになります。

また、「可動域」という観点から見ても、そのまま同じ数字になるかはわかりませんが、「100」のうち無意識のうちに「20」の力を使っていたとしたら、筋肉の緊張が「20」あるわけですから、関節の可動域も本来持つ「100」から狭まっているはずです(とりあえずここでは単純に「20」筋力で使っているとういことで、可動域も「20」減らして距離を「80」としてます)。

ということは、「脱力」せずに現状のまま ”鍛える” というのは「可動域が狭い(=動きの幅が狭い)」ところを筋力を ”鍛える” ことによって出力を上げるということになります。

ここで物理学の話になりますが(といっても高校物理の基本的なものですが、わからなければ聞き流してくださいw)、物理でいう仕事[W]とは、物体に一定の力 F [N] を加え続けて、その力の向きに距離 s [m] だけ動かしたとき、その積 F × s を、力が物体にした仕事といいます。

「仕事」
W = F s

という方程式が成り立ちます。

まず、鉄アレイなどを手に持って、肘関節を曲げることで真下から持ち上げるという動きを例にとって例えます。

ここで例えば、一方で無駄な力が残っていて可動域が狭い(例えば通常の80%とする)人が、鍛えて120の力を出せるようになったとします。

この時の「仕事」は、力F=120、距離s=80なので、120 × 80=9600 となります。

一方で、脱力できて本来の力(100)が出せて、なおかつ脱力できていたとしたら、筋肉の緊張がないために可動域は広がりMax100%になります。

この時の力F=100、距離s=100なので、100 × 100=10000 となります。

つまり、狭い範囲で大きな力を出すよりも、距離を長くする方が効率が上がることもあります。

もちろんそれ以上に「鍛えて」出力する力をあげればそうとも言い切れません。ですが、この例をとってみれば、力を125まであげれば距離が80でもほぼ等しくなります。

ですが、「80」しか力が出せない人が「125」まで筋力を上げるというのは数字上でみれば、「約5割」も筋力をアップさせなければなりません。

そんな頑張って鍛えるよりも「心地よさを広げて力を抜く」だけで、可動域は本来の「100」になり、かつ出力が「0(ゼロ)」になっているので力も「100」使えるようになります(正しく使えるかどうかはまた別の問題ですが)。

動かす「角度」や動かす時の「加速度」によっても仕事は変わってきますので一概には言えませんが、「脱力する」ことで「筋力が持つ本来の力」を発揮することができるし、狭い可動域の筋力をムダに鍛えるよりも「効率よく力が使える」ようになるといえると思います。

その割合はその人の緊張具合にもよりますが、「脱力」して本来の力を取り戻せば、今よりも数割は筋力がアップするというワケです。

さらに、「脱力」して身体が柔らかくなるということは「可動域が広がる」、つまり筋肉の長さ(筋長)が長くなるということです。

長くなったものを普通の状態に戻せば「たわみ」が生じます。

つまり、「脱力」して柔らかい筋肉を手に入れれば筋長が長くなって、普段はたわむことで見た目的にも ”ポコ” っと筋肉がついたような状態になるということです。しかも柔らかい筋肉。

僕は一切、腕立てや腹筋などいわゆる「トレーニング」は一切していません。基本的に手ぬぐいととももに心地よさを広げて可動域を広げていく運動をしているだけです。

それでもこの見た目になります。そして筋張って固そうに見えますが筋肉はものすごく柔らかいです。ご希望の方はお会いした時に触ってみてくださいw

「脱力」して柔らかくなることで実際の筋力もアップするし見た目も美しくなるのです。

しかも「脱力すること」は頑張ることではなく、「心地よさを広げる」ことです。

辛い努力(辛い努力がムダとも言いませんが)を無理して続けるのではなく、楽しみながら心地よさを広げることで筋力もアップするのです。

あとは、「使い方」も非常に重要な要素とはなってきますけれども。

まずは、力が足りていないと嘆く前に、「心地よさ」を広げて余計な力を手放して、自分自身が持つ「本来の力」を取り戻してみませんか?

引用元は遊体法HP http://yutaiho.com/2570


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